最高出力700PS/最大トルク800NmのV8ツインターボエンジンを搭載
アストンマーティンは10月8日(英国時間)、新型モデル「DB12 S」を発表した。現在受注受付中で、納車は2026年第1四半期開始予定。 DB12 Sは、出力と優れた動的性能をさらに高めることによって躍動感あふれるウルトラ・ラグジュアリーなパフォーマンスを実現したというモデル。
「DBX S」と「ヴァンテージS」に続くDB12 Sは、既存モデルのハイパフォーマンス仕様の末尾に「S」を付ける、アストンマーティンの長年の伝統に連なる1台。この伝統は、1953年に登場した公道走行も可能なレーシングカー「DB3 S」にさかのぼり、近年では2004年と2016年にそれぞれ発売した「ヴァンキッシュS」の第1世代と第2世代、2011年と2013年のV8エンジンおよびV12エンジンを搭載した「ヴァンテージS」、同じく2013年に登場した4シーターの「ラピード」がある。
ローンチ・コントロール・システムの最適化により、ギアシフト時間が50%以上削減され、0-60mph加速は3.4秒と従来より0.1秒短縮。さらに、S専用の新しいドライブ・バイ・ワイヤのスロットルマップで、より進歩的なスロットルペダルのフィーリングが得られ、ドライバーの一体感とコントロール感が高められている。
DB12 Sには、最高出力700PS/6000rpm、最大トルク800Nm/3000-6000rpmを発生する、従来のV型8気筒4.0リッターツインターボをさらに20PS出力アップさせたエンジンを搭載。最高速は325km/hに達する。
新しいクアッドテールパイプは、ステンレススチール製のスポーツエキゾーストシステムで、全回転域を通じてエンジン周波数を際立たせるようにチューニングし、深さと力強さを両立。オプションのチタニウム製エキゾーストシステムは、サウンドを増幅して低音、中音、高音域の周波数をさらに高め、サウンドレベルを1.5dB高めるほか、ステンレススチール製に比べ、11.7kgの軽量化を実現する。
DB12 Sは、フロントに直径410mm、リアに直径360mmのカーボンセラミックブレーキ(CCB)を標準装備し、ブレーキ性能と熱容量の向上とともにバネ下重量27kgの軽量化を実現。
インテリアトリムは「アクセレレート・レザーとアルカンターラ・トリム」「インスパイアSセミアニリンレザーとアルカンターラ」「インスパイアSフルセミアニリンレザー」の3種の中から選べる。
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